マンションの外廊下。ちろちろと細い川が廊下を横断する。室外機から垂れ流れる水である。長い廊下を歩いていくと、一定のリズムを打つように、この
ちょっとみすぼらしい川がある。なんとかならないものだろうか。そういえば、一昨日見たマンションは溝を掘って金属をはめていたのだが...。
室外機といえば、風も億劫である。真夏などはエアコン全開なので、向きを変えてもらってもいやなものだ。これまた一定の間隔だから、その音とともに
ストレスになる。慣れてしまえばなんということのない話なんだろうが。そもそも共用部である廊下に、個人のものを野ざらしに設置すること自体どうなの?と
思う。
昨日住友不動産から、こんなリリースが届いた。外廊下にあるメーターボックスやパイプスペース、それに室外機を廊下の外側に集約する設計を開発した
らしい。名前は「S-マルチコア(集中外部配管方式)」。現在特許出願中だそうだ。外観上もルーバーデザインがシャープなアクセントになるよう機能美を追
求した、とある。実物を見てみたいものだ。
「S-マルチコア」を採用した「シティハウス南品川」外観予想パース