朝刊に「三井のリアルプラン」チラシが折り込まれた。左肩には「PREMIUM MAINSION」とロゴが入っている。横に、次のような説明が記してある。「プレミアムマンション」とは、都心エリアに存在する高品位なマンションの中から三井のリアルプランが独自にセレクトしたマンションです。
具体的に載っているのはどんな物件か。
以下、掲載6件のマンション名を転記する。
表面から、
- パークハウス諏訪山プレゼンス
- 恵比寿ガーデンテラス壱番館
- ザ・パークタワー東京サウス
裏にまわって、
- 白金タワー
- 高輪ザ・レジデンス
- パークコート高輪ヒルトップレジデンス
白金タワーの2住戸以外、すべて1住戸である。よって、計7戸の売却不動産だ。
誌面のトップを飾ったPH諏訪山の掲載間取りは、120.52㎡の3LDK。価格は1億6400万円。坪単価にして@448.8万円。
このマンションは「中目黒」駅から7分で高台にある。売出住戸は2階だが、南西角、2トイレで主寝室にシャワーブース、30㎡のテラス付、と魅力的
な間取りである。エアロテック装備、とあるので年中快適に過ごせそうだ。つまり値段も高いが、希少性も高そうだということになる。
他、5物件の価格も記載しておこう。上がり下がりの激しかった都心のマンション相場も少しは落ち着いてきたのだろうか。
恵比寿ガーデンテラス壱番館 @463.3<1億1480万円>9階の北西角
ザ・パークタワー東京サウス @361<1億500万円>28階南向きの中住戸
白金タワー @453.5<1億3900万円>と@398.8<9280万円>39階と4階、ともに南西角
高輪ザ・レジデンス @389<9180万円>西向き中住戸
パークコート高輪ヒルトップレジデンス @386.7<8980万円>2回北東角
PR項目は、構造からセキュリティ、近くの利便施設まで、物件によってさまざま。概要欄に分譲主、施工会社、設計会社が記載されているところが丁寧である。ただし、総戸数の表記がない。何か特別な理由があるのだろうか。
結局「プレミアムマンション」はどういう基準なのだろうか。階数も向きも多様であることから、棟で選別していることはわかる。「高品位」や「独自の
セレクト」の条件は分からないが、たしかにここに掲載されているマンションは、いずれも都心で利便性あるいは住環境に優れ、ハイグレードにつくられた物件
ばかりである。