一昨日は日本不動産ジャーナリスト会議研修会。今回の講師は三井不動産レジデンシャルの松本代表取締役社長で、テーマは「環境配慮の街づくりと海外展開」である。
自然を育て、コミュニティを生む街づくりは、大規模マンションが圧倒的に有利である。三井不動産は郊外で面開発を手掛け続けてきた数少ないデベロッ
パーである。しかも、かつては今見ても希少性のある広い住戸を作った。これが街づくりの実績を名実ともに支える大きな要件になった。
しかし、30戸を下回る小ぶりのマンションは難しい。共用施設もなく、木を植える余裕さえ乏しい。さらに、成熟したマーケット下での中古マンションとの競争を考慮すれば、グロス価格をできるだけ抑えなければならないため、圧縮プランにならざるを得ない。
前期三井不動産レジデンシャルは利益ベースでの海外シェアが約5%。松本社長はこれを早く10%にまで持っていきたいとのことであった。アジアで成功している企業を研究し、現在上海や天津の大型マンション開発を中心に4つのプロジェクトが進行中である。
【今後発売予定の環境共生マンション】
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