昨日は日本不動産ジャーナリスト会議の研修会だった。今回の演題は「住宅・都市の成長戦略会議」。講師は国土交通省成長戦略会議の住宅・都市分野の分科会を取りまとめる安昌寿日建設計代表取締役副社長。
高齢化や少子化、老朽化する建物、環境問題の高まりといった問題背景をベースに以下にあげる5つの骨子を基本的な成長戦略会議の考え方としているという。
■まちなか居住・コンパクトシティ
■建て替え促進などによる良質ストック形成
■広域経済圏の個性の発揮・発展
■世界都市・東京の国際競争力強化
■官民連携による都市・まち整備の枠組み、体制の構築
小泉内閣時に推進された規制緩和が都市部を中心に経済活力を与えたが、現政府は東京という都市がいかに世界の中で、とくにアジアの中で重要な拠点として競争力を持つことができるか、その1点に集中して施策がうたれていくだろうと締めくくった。