マンションのモデルルームは明るくできている。来場者に印象良く、できるだけ広く見せるためである。したがって、実生活には向かない照度であり、あの通りにしてしまうと結構落ち着かない家になってしまうと思う。
渡辺さんは、世間の感覚で「暗すぎるくらい」がちょうど良いのではないかという。夜はある程度暗いほうが神経も癒されていいのではないかという。
照明には照らすという行為とインテリアデザインという大きく2つの役割があるのではないかと思うのだが、天井の真ん中についているシーリングは果たしてどちらの目的なのか、それによってずいぶん雰囲気が違ってくるのではないか。