「昭和のバブルは、二つとない好立地に真の邸宅を作ることができたのか」。そんな時代認識を抱いてしまうほど、「瀬田ファースト」は希少性に満たされたマンションである。
インターナショナルスクールは、大使館の集まった都心部にあるもの。そんな印象をもって、世田谷の地図を眺めてみる。都市計画図にあらわされた風致地区の区域と実際の地勢を重ねてみれば、「セントメリーズインターナショナルスクール」が、いかに良いポジションに置かれているかがわかる。瀬田ファーストは、その隣。丁度、崖の傾斜がきつくなったところで、ひな壇の建物を立てるための土地のようでもある。学校は北東で、音の心配はない。
建物の素晴らしいのは、南西に開けた眺望を大きく取り、逆にプライバシースペースでは極端に開口を小さくしていること。すべての住戸は200㎡前後の広さを有している。浴室は在来工法。建具のリニュアルは最小限に抑えている。別荘風の内装であるのは、この土地柄をよく理解していたからだろう。本当にいいマンションだ。
住み替え、リフォームの参考にしたいマンションの間取り―「都心に住むby suumo」(リクルートホールデ
◆404:1億8,280万円
専有面積196.07㎡(約59.31坪)、テラス面積26.43㎡
管理費 65,900円
修繕金 35,800円
◆502:1億5,580万円
専有面積157.31㎡(約47.58坪)、テラス面積41.95㎡
管理費 52,900円
修繕金 28,800円