「ザ・パークハウス本郷」は地上14階建て、総戸数92戸。うち事業協力者は42戸。したがって販売戸数は50戸となる。分譲住戸は中・高層階が中心だ。
南向き2列は、すべて角住戸。専有面積は86.68m2、90.13m2、ともに3LDKである。天井高は約2.6m(リビングダイニング)。面積の大きさと南間口約7.3m(両タイプ)奥行き約2mのバルコニーが特徴になるだろう。西向きは5タイプ。うち3つが3LDK。ここでの特徴は間口の広さに加え、内廊下でありながら、風の通り道が確保されている点。詳しくはレジデンスギャラリーで確認していただきたい。
当物件一番の注目点は、ランドプランである。
建物を境界線一杯に寄せることなく、あえて「路地庭園」を設け、「車寄せ」を配置。駐停車で公道をふさぐことを回避できるだけでなく、遊歩道が街の景観に彩りを添えるといった効果を狙ってのこと。建物の風格も増し、外観上の印象も良くなるだろう。街並みを構成する大きな要素として道沿いの景色「道並み」は重要だ。イメージもあることながら、歩行者の安全や経年の楽しみ方も大きく変わってくるからだ。外構設計の影響範囲は思った以上に広い。「路地庭園」では「朝陽館本家(ちょうようかんほんけ)」の灯篭を配するなど、土地の記憶を継承する意味合いも込められている。
エントランスホールは、視界が抜ける等限られたスケールのなかにも開放感と建物のテイストを一貫する試みが見受けられる。下の画像、中央やや左は屋外にあたる「朝陽の小庭」。ここにも沿革を引き継ぐアイデアがあった。
「ザ・パークハウス本郷」は2017年1月より公式サイトを公開。同年5月19日の時点で総反響は約2,000件。GWからスタートした事前内覧は1ヵ月以上の間予約で一杯だった模様。本郷1丁目は、立地編にも記述した通り、高台でありながら平坦。地勢の魅力を熟知した地元来場者が多いようだ。モデルルームグランドオープンは6月3日より(予約制)。第1期分譲は6月下旬販売開始の予定。