首都圏と東京都の中古マンション在庫戸数は、さらに一段増加傾向に(上図・棒グラフ)。一方、成約単価は首都圏、東京都ともにまだ下落基調に入ったとはいえないようだ。今後兆候が表れるのではないだろうか。相場を牽引する都心3区は昨夏以来、乱高下を見せている。この春までは高額の売れ行きが変わらず好調だったが、ここにきて選別が厳しくなっている。
本当に希少性のある物件を除き、弱含みの展開になりそうだ。1億以上のマンションは株式市場の影響を受けるため、日経平均が19000円程度に上昇していく場面になれば、また動きが転換するかもしれない。