「アークヒルズ」(森ビル)は、今月6(土)~26日(日)まで「グリーンデイズ」を開催している。「グリーンデイズ」とは、植物の即売会やルーフガーデンの一般公開、コンサートにランニングといったイベントなどを総称した企画名である。そのなかの「ルーフガーデン」を見学してきた。
「アークヒルズ」は、およそ5.6haにまたがる区画を一体開発した複合施設である。1986年に竣工した。現在の敷地面積は約4.1haである(公式サイトより)。この差は、現在桜の名所となっている外周道路を整備し、返還したことから生じたものと思われる。首都高の走る「六本木通り」に北側で接する。敷地は六本木通り側が低く、南側が丘の上にあたる。その高低差は約21mにものぼる。
この大きなアンジュレーションと車両交通量の大小を勘案し、また地下鉄駅との関係から、北側には大型オフィスビルを配置し、南側は住宅棟を並べた。その中間部には、広場とコンサートホールを設けている。コンサートホールの屋上は、他の空地部分の高低差もいかしながら、計7つの庭(「アークガーデン」)がちりばめられている。普段は入ることができない「ルーフガーデン」を含め、本日それらが一般公開された。今月は、もう1日(25日)あるようだ。