不動産投資

時間を有効に使って資産形成を

投稿日:

マンション市場では、「リセールバリュー」という言葉が今の市況と相まって検討者をやや混乱させてしまっているような気がする。リセールバリューとは、買ったときの金額と売ったときの金額の差。売ったときの方が高ければ良しとする。これはおもに2000年から2010年の間、地価下落の(趨勢が残る)気運にも関わらず、持ち家のタイミングを迷わずに買った人がアベノミクスで想定外のキャピタルゲインを得た(もしくは得られる可能性がある)ことがクローズアップされたもので、本来は「いいときに買った」と理解しなければならないもの。

高止まり相場の現況において、リセールバリューにこだわると確かな物件を選びにくいように思う。なぜなら、良い物件ほどしっかり値上がりしてしまっているから。プラスの差は(都心で一、二を争う希少性の高い好立地以外は)出にくいと思ったほうが無難ではないか。それよりも「(下がる確率は小さくないが)下がり幅の小さい物件を」と切り替えると良い。似ているようだが、意識が全然異なるはず。「利益」ではなく「資産形成」の観点に重きを置けば、将来に向けての計算式がずいぶんと変わることにも気付いてほしい。

ローン利用が前提になるが、仮にリセールバリューの視点を決算書でいうP/L(損益)と見立てるならば、今、より重要な視点はB/S(負債と資本)ではないかと言いたい。とくに、若い人はこの視点が大事。超低金利により「返済(負債)」が「資産」に置き換わる率が高いことを認識すべきだ。

「上がる」に見切りをつけ、「下がりにくい」エリアに絞る。その上で暮らしやすい物件にこだわり、勇気をもって買えばいい。10年も経てば、元本はかなり減っているはずだ。そのときに売値が買った額を下回っていても、頭金に充当した以上の(もちろん利息などではとうてい手に入れることのできない)現金が残るかもしれない。試算は簡単。下回る=損という認識の間違いに気付くだろう。

このような考え方は、賃貸に住んでいる人で、当面東京で働くつもりで、将来年金をあてにできないと考えている(時間を有効に活用できる)20代の人にとくにあてはまるのではないかと思っている。

一昨日、DVD視聴者から「ついに家を買ってしまいました!!!動画効果ありました!」とメッセージが届いた。

もし次に作成するときは、上記B/S的見方の解説を盛り込んでみたい。文字おこししたものをサイトに一部掲載しました。

 

-不動産投資
-

Copyright© 住宅ブランドの実際 , 2018 All Rights Reserved.