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「表参道ヒルズ」に注がれた建築技術

「表参道ヒルズ」の設計者は、安藤忠雄氏である。ある講演会で同氏は、「敷地のすぐ近くを地下鉄が走っていて、どうしても垂直に深く掘らざるを得なかったが、日本のゼネコンは本当に優秀だと感心した」と表参道ヒルズの施工エピソードを語っていた。施工側は、「コンクリート打ち放し」や奥行きのない細長い敷地でかつ往来の激しい通り沿いであったことに緊張したようだ。

さらに驚きなことが、建物を錨で留めているということ。地下水脈の浮力に対して、巨大な吹き向けの建物は重さが足りなかったらしく、182本のアンカー(錨)で建物をつないでいるという。船と同じだ。

上部に乗っかったレジデンスは3層。商業のテナント工事が響かないよう、中間免震を採り入れたとのこと。さらに専用部に制振ダンパーも設置していた。工事の振動をアイソレーターが吸収するというのははじめて聞く。免震と制振の併用も同様。あまりに設計者が有名で疑問を疑問として捉えにくいのだが、もう5年経つのに色あせない斬新性があることだけは間違いないようだ。

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