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免震マンション、一人勝ち!?

免震構造のマンションが好調だ。震災の影響といってしまえばそれまでだが、この現象を少し掘り下げてみたい。まずは、その利点の浸透についての疑問から。免震マンションは地震の揺れが軽減される、という認識がそれなりにあったからこその人気ではあるが、果たして震度いくつから作動し、縦揺れや揺れの小さい地震には免震装置が作動しないことなどが理解できているのかどうかということ。

実際、免震マンションに住む人にヒアリングをしても回答はあいまいである。まったく揺れないことはないため、その違いを聞いても「比べることができないからわからない」としか返ってこない(この感覚こそが揺れが軽減された証と捉えられなくもないのだが)。同時に2か所にいることはできないが、何らかの形で免震マンションの良さを実感できるような伝達手段が見つかれば、そのシェアは一気に増えるような気がする。が、ここで言いたいことは、実証結果がリアリティを持って市場に浸透していないにも関わらず、免震マンションが注目されるのは、それだけ他のマンションが地震リスクに対する説明が足らないからではないか、ということだ。

地盤、支持層の深さ、標高、地形、液状化予測、津波、インフラ。これだけ顧客の関心事、住まいにまつわる要素が浮き彫りになっているにも関わらず、ホームページやモデルルームのディスプレイは以前と何も変わっていない。そんな印象を受ける。チラシの構造パーツが少し大きくなったくらいで不安は払しょくできない。免震マンションが一人勝ちなのは、現場(または企業)が求められていることを説明しきれていないからではないか。

■好立地×免震マンション10棟

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