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太陽熱パネルを利用「ザ・レジデンス千歳船橋」完成見学会

2014/10/28

昨日は「ザ・レジデンス千歳船橋」マスコミ向け完成見学会に参加した。「ザ・レジデンス千歳船橋」はNTT社宅跡地(の公道を挟んで2区画)に建
つ、総戸数185戸の「グランエアレジデンス」と同じく97戸の「ノーブルエアレジデンス」2棟の総称である。交通アクセスは小田急線「千歳船橋」駅から
徒歩それぞれ9分と8分である。

このマンションの特徴はエコに特化した点である。なかでも太陽熱パネルを利用したセントラル給湯システムの導入が最大のポイント。

太陽熱パネルは全部で約658㎡にもなる。上の画像に写っているパネル1セットの面積が12㎡。したがって相当な数だ。1セット当たりの重量は
340kg。屋上の荷重補強は必要ないとのことである。パネルの耐用年数は20年。交換は、ガラスをはずし、集熱板を入れ替える。売主の大和ハウス工業
は、越谷の大規模賃貸マンション「D'グラフォート レイクタウン」ですでに同様の設備を導入済である。

その実績から、かかる保守メンテナンスを、戸当たり月額1500円と割り出し、管理費の予算に組み込んでいる。20年後の交換費用も修繕積立金にあらかじめ計上している。

太陽熱パネルを利用したセントラル給湯システムは、集熱板に集められた太陽熱が、直列方式の不凍液を1セットあたり2℃ずつ温め、地下の熱交換、ボイラー設備へと循環するしくみ。下の画像にある板の間の管が不凍液の通路である。

太陽エネルギーの活用は、リアルタイムでメインエントランスと中庭のラウンジ内に表示される(下の画像)。「日射量」、「外気温度」、「ソーラーの
温水温度」、「太陽で作られたお湯の温度」、「太陽から取れたエネルギー」、「削減されたCO2」、「ブナの木」など子どもにもわかりやすい表現でディス
プレイされているところもポイントである。

以下、熱交換設備、ボイラーの設置された地下室の画像。ここにもソーラーシステムを理解しやすいようなディスプレイの工夫が見てとれる。エコはわか
りやすいこと、貢献度が実感できることが販売戦略上も要点になるのではないかと、主旨の異なることではあるが、思わざるをえなかった。エコを掲げる企業の
役割を考慮する上でも重要な作業工程のひとつといえよう。

ソーラーシステム以外に、電気とガスの一括購入による光熱費の削減をはかり、トータルで年間6万円/世帯のコストメリットが生まれる計算になるとい
う。これには給湯システムの保守メンテナンス費は差し引かれていない。当マンションは新エネルギーなど事業者支援対策事業として資源エネルギー庁から約
6,200万円、住宅用太陽エネルギー利用機器導入促進事業として東京都から約2,100万円の補助金を受けている。

「ザ・レジデンス千歳船橋」の販売価格は平均坪単価で@270強である。現在約半分が契約済だそうだ。

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