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新築マンションにおける間取りの完成度

変えられるかどうかで分けるなら、間取りは「変えられる」ほうに入る。立地や向きなど不変的な条件に目をやらなければならないというのが家選びの
セオリーであるが、いくら変えられるといっても新築であればその状態で数年間は暮らすはず。したがって、よく吟味しなければならないことに変わりはない。

50代以上の方とモデルルームに行くと、さすがに問題点を見つけるのが素早いなあと思う。これは作り手との人生経験の差かと思うくらいである。とくに収納が顕著だ。
キッチン、共用部収納、寝室のクローゼット。足りるどうかのレベルではなく、どれだけ捨てればいいのかを考えなければならないくらい物足りないようだ。

たしかにいまどきのマンションは快適である。柱や梁が減り、窓も大きくなって、エコ設備も普及した。構造や設備の進化も著しい。しかしながら、もう少し工夫のしようがないかという部分が、この間取りではないか。もし注文住宅に住んだことのある住み替え予備軍を獲得しようとするのなら、デベロッパー
が抱えるハードルは結構高そうな気がする。

リーマンショックまでは、プランニングに特長をもった中小デベロッパーが、細部にこだわりを持って、とくに主婦ウケのするアイデアを形にしていた。
間取りの評価がどこまで直接的な購買促進になるかは不明瞭だが、好立地の良質な建物に間取りが理由で顧客が難色を示すとしたなら、それは勿体ないこ
とである。

【2017年 この春の注目マンションプロジェクト】

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