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モデルハウスの役割

2016/04/17

フルオーダー住宅の良さは自分の暮らし方に合わせて家が作れるところ。ストレスなく、くつろげる住空間は理想だ。人によって、趣味のスペース、使いやすいキッチンなどこだわりがある。

しかし、だからといって「何から何まで」具体的な選択が明確な人はいないだろう。ひとつ家を建てるには、膨大な決め事がいる。構造、設備、間取り、開口位置、窓の種類、内装、建具、照明。スイッチの位置まで決めなければならないし、扉の開き方が逆ではないかといった検証も必要。すべてを素人が判断することは現実的ではないだろう。制約もある。敷地形状や建築制限など、避けては通れないルールが多々あり、その中でいかに理想を追うか、あるいは代替案を見い出すか。ときには柔軟な発想も不可欠である。

だから、プロのアドバイスが欠かせない。

ハウスメーカーのモデルハウスは、そのアドバイスの質を感じてもらうところではないかと思う。「このメーカーは引き出しが豊富」「自分に合ったアイデアを出してくれそう」と思ってもらうことが肝心だ。

もちろん、主たる役割はメーカー独自の技術(木にこだわりがあるなら「自然のぬくもり」が感じられなければならないだろうし、独自の建材を特徴とするならその「性能」)がわかる空間になっている必要があるだろう。それが第一義ではある。

三菱地所ホームは、この度最上級ライン「オーダーグラン」モデルハウスを駒沢ステージ2ホームギャラリーに開設した。特徴のひとつである「ファサードデザイン」へのこだわりを強調した設計だ。富裕層は「プライバシー」と「セキュリティ」を重視することから重厚な石貼り塀が囲む外観とした。とはいえ室内に入ると閉塞感は覚えず、開放的な空間を意識した間取りである。キッチンはポーゲンポール、フィットネスマシンはテクノジムなどLWL(LIVING WELLNESS IN LUXURY)とのコラボも特徴的。

記者発表会のプレゼンテーションでは都心型マンションとの比較がなされた。高級マンションといえば、モデルルームのコーディネートは販売戦略上もブランド戦略上も非常に重要な位置付けとなるのだが、三菱地所グループのマンションはグループ内のインテリアデザイナーを起用することが多い。他大手も内製はなくもないが、ハイラインでも「オール○○」で完結できる企業は稀である。それだけ高級住宅が得意ということだろう。次はぜひ、三菱地所設計系列メックデザインインターナショナルが極めつくした「オーダーグラン」のモデルハウスを見てみたい。

「オーダーグラン」キッチン

「オーダーグラン」キッチン

【2017年 この春の注目マンションプロジェクト】

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