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「フィンテックセンターオブ東京」のエコシステム

三菱地所は「東京銀行協会ビル」(千代田区丸の内1-3-1)1フロアをフィンテック業界向けコワーキングスペース、フィンテックセンターオブ東京『FINO LAB』として貸し出すサービスをはじめた。フィンテックとは「ファイナンス」と「テクノロジー」を掛け合わせた言葉。今、世界的に最も投資と関心の集まる分野のひとつである。

【物件概要】
住所:千代田区丸の内1-3-1 東京銀行協会ビル14階
竣工:1993年9月
フロア面積:276.46坪
施設内容:コワーキングスペース固定席49、フリー席28、メンター席10、共用会議室、貸出個室、来訪者用会議室、リフレッシュスペース、イベントスペース(80名収容)
サービス料:コワーキングスペース:フリーデスク2万円/席 固定デスク4万円/席 個室(5~6名程度/室)25万円/室
入会金:利用金額の1か月分(返戻なし)
保証金:利用金額の3か月分(契約終了後に返金)
利用形態:サービス利用契約(賃貸借契約ではない)
付帯サービス:共用会議室、来訪者会議室(ともに利用制限あり)、机・椅子、共用WiFi、電気・清掃・空調など
有償サービス:キャビネット、パーソナルボックス、専用回線、電話回線など

入会審査は、一般的な書面提出や面談とは異なり「フィノベーターズ」へのプレゼンテーションを経て行われる。「フィノベーターズ」とはフィンテック領域のプロフェッショナル集団で、正式名称を「金融革新同友会」という。弁護士、投資家、コンサル、アナリスト、技術者、起業家、金融従事者など個人の集まりから構成。彼ら用に用意されるのが上記「メンター席」である。

単なるコワーキングスペースではなく、各分野のメンターの指導を受けることができ、開発した技術やサービスが有機的に増殖・発展する装置としての「エコシステム」が『FINO LAB』の特徴。眺望画像はリフレッシュスペースから撮影したもの。皇居越しに新宿方向を望む、この素晴らしい眺めも得難い価値のひとつだろう。

1980年代後半重厚長大型大企業の多角化とリストラが進む中、NKKビル(現在の「三井住友銀行本店ビルディング」)の約半分をリクルートが借り受けた。中央区銀座にいた営業マンらは「千代田区丸の内」アドレスがいかに企業の信用度を引き上げるか、その効果に驚かされたという。最先端分野の成長促進に『FINO LAB』の与える影響は予想以上だろう。

三菱地所は好立地のビルをなぜこのような形態にしたのか。もともと大手都銀を中心に「金融機関が集積する大手町・丸の内地区」であることから、「金融業界の先端機能を設けるのはある意味自然な流れ」。もうひとつは将来への布石だ。「グーグルは代々木のマンション5坪からスタート、いまや1万坪を必要とする企業になった」(同社関係者)。肥大化する世界金融のなかでフィンテック業界はスケールを予感させる分野であるということだ。

フィンテックセンターオブ東京「フィノラボ」は三菱地所が契約主体。サービスそのものは電通、電通国際サービスを含む3社の協業である。

コワーキングスペース「フィノラボ」

コワーキングスペース「フィノラボ」

眺望

眺望

共用会議室

共用会議室

リフレッシュスペース

リフレッシュスペース

イベントスペース

イベントスペース

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