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「秋葉に住む」Vol.19

2014/12/15

「秋葉に住む」は同人誌の誌名である。同名のサイトでは、“同人サークル「秋葉に住む」”と記載されている。バックナンバーを見るに毎年8月と12月の年2回刊。2005年3月に第1号を発行、次号(2014年8月想定)が20号となる予定。「秋葉」は「秋葉原」の略称である。

発行人の団体や氏名は記載されていない。最新号「Vol.19」は全52ページ。表1は秋葉原の街並みで、中央に「トウキョウタイムズタワー」が写っている。表2および表3は白紙である。表回りを除くと48ページとなるが、48ページは奥付である。「編集後記」「次号予告」「制作環境」で構成されている。「発行」はトウキョウタイムズタワーの住居表示に「個人名字」方とある。サイトのURL http://sotokanda.org がその下に併記されている。表回りがカラー、それ以外は一色刷り。

「Vol.19」の台割りは、特集<秋葉原出産・子育て>4~17ページ。秋葉原の開発状況18~21ページ。秋葉の私室22~23ページ。秋葉に帰ろう<秋葉原終電案内>2013年12月版26~27ページ。分譲・仲介物件ガイド28~36ページ。賃貸物件ガイド38~45ページ。コラム「ラーメン店紹介」24~25ページ。「Win8.1発売」37ページ。エッセイ「魅力あふれる秋葉原」46ページ。参考文献47ページ。おもに見開きの構成が多いイメージだ。ラインナップは硬軟織り交ぜた飽きのこない工夫が感じられる。

特集<秋葉原出産・子育て>では、行政の手続きから補助制度、関連施設マップ、実際に子育てをしている世帯へのインタビューなど、想定読者(ターゲット)が知りたいと思うであろうコンテンツ(情報)が基本的に網羅されている。さらに、特集内では周辺行政との比較や「不妊治療に対する助成制度」をコラムで取り上げたりと、周辺情報も抑え、全体として密度の濃い内容である。

秋葉原という一見子育てとは縁遠い印象のあるところへ、意外な一面を強調しているのかと思いきや、まとめでは「秋葉原は“都心”という立地柄、“自然の中でのびのびと子どもを育てたい”という方には全く向いていません」と切り出している。しかし、充実した教育・医療環境を踏まえ、「秋葉原で出産・子育てすることは可能であり、他の地域にはないメリットも多い」と結んでいる。取材からライティングまですべて発行人ひとりが手掛けたものと推察するが、あくまで中立な視点を忘れていないところが本誌の信頼性を高めていると思われる。

不動産が軸足にあるせいか、物件紹介のコメントが充実している。建物の画像はすべて発行人個人が撮影したデータを使用しているものと思われる。秋葉原に住みたい人にとっては、必読の一冊といえるかもしれない。

 

 

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