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マンション名に地名が入らない場合について

2014/11/07

JR常磐線「三河島」駅を、果たしてどれくらいの人が知っているだろう。JR山手線の駅からひと駅と聞けば、意外に思う人も多いのでは。おもにコンパクトマンションを供給する坂入産業の本社があり、下りたことがあるが、それ以外の用で使ったことはない。駅前などもビルが並ぶわけでなく、ひっそりとした印象の駅である。

ところが、50代以上の方々にとっては数百名の犠牲者を出した「三河島事故」としてその名を記憶している人も多いようだ。貨物列車の脱線事故に端を発し、上りと下り双方の乗客車両が衝突を重ね大惨事となった事故である。当時、その名が全国に知れ渡ったことから、周辺地域の住居表示から「三河島」の名は消されてしまった。

昨日の「アトラスブランズタワー三河島」記者発表会では、まさにマンションの命名について記者から質問が出た。こちらの記事にもあるが、「三河島と付けるなら、日暮里も併記すればよかった」との意見。つい先日、大規模マンションを23区の地図にプロットしていて思ったのだが、23区の都心や西側では物件名に地名を入れているのに対し、湾岸や東側は地名なしのカタカナ名マンションが多い。駅も住所もイメージできず、苦労したからよく覚えている。大規模プロジェクトはできるだけ広域集客を図りたいことから、そのような現象が起きているものと考えられる。

しかし、あらためて考えると。埋め立て地や工場跡地で、元々認知度もイメージもわかない場所ならともかく、人が住み暮らしが営まれている地域で分譲事業をするにあたって、地名を含めないというのはいかがなものかという気がしなくもない。街ごと一新するような大掛かりな複合再開発ならまだしも、地元の飲食店や利便施設をパンフレットでPRし、そのロケーションの良さをツール化して訴えるマンションデベロップメントビジネスは、地域環境があってこそ成立するものである。街の歴史こそが事業の礎と言い換えても良い。少しでも高く売ろうとする試みは、地元への貢献ともいえるが、だからといってあえて地名を除くような考え方は矛盾しているとも受け取れる。

今回は、地盤の特徴を考慮した建物の高質さが際立っていたことから、オールアバウトの高級マンションで物件レビューをする。「アトラスブランズタワー三河島」(旭化成不動産レジデンス・東急不動産)近日公開の予定。

【関連サイト】
「アトラスブランズタワー三河島」の詳細情報

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