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「ファインコート目黒」の評価

2016/06/21

「ファインコート」は三井不動産レジデンシャルが分譲する建売一戸建て(少棟現場)のシリーズ名である。東京都下や城南城西エリアでの供給比率が高い。このたび目黒区下目黒5丁目で49戸の販売をはじめる。「都心への近さ」と「規模の大きさ」に注目した。物件名は「ファインコート目黒」。はじめは「ファインコート下目黒」にしていたが、途中から名称を変更している。

「ファインコート目黒」の場所は、どの駅からも10分以上かかり、一見利便性は低いように見える。しかし、このエリアの特徴である「バス交通」が有効。目黒駅はもとより、渋谷、五反田、二子玉川など主要な駅へ多数の便が走っている。また、意外に目黒通りは通勤時間時も混雑が少なく、自家用車での送り迎えもストレスになるようなことはないと思われる。したがって、駅近物件にくらべると利便性は劣るが、(そもそも山手線の駅近で新築一戸建てを探すこと自体が困難なのだが)その分手の届きやすい価格であることを考えると、やはり検討希望のユーザーは多いと予測できる。実際、問い合わせの数は1500件近く、5月の先行案内会は満席だった模様である。

「ファインコート目黒」の商品概要は以下の通り。

所在地:東京都目黒区下目黒5丁目
交通:JR山手線「目黒」駅から徒歩19分、東急目黒線「武蔵小山」駅から徒歩14分
販売戸数:未定
販売価格:未定
間取り:3LDK~4LDK
土地面積:100.00㎡~125.01㎡(建築確認取得済みに対して)
私道負担:一部私道負担有り
建物面積:97.07㎡~124.30㎡(建築確認取得済み35戸)

現地は以前、農林中金の寮が建っていた。4階建ての建物が連なる団地形式のものであった。金融機関の福利厚生施設は閑静な街にあることが多いが、その典型的なケースといえる。四方道路で、地形は南北に長方形。西に向かって傾斜している。西側の接道を挟んで住友不動産が地下1階地上3階の分譲マンションを建設中である。敷地の高いところから見れば、マンションをやや見下ろす格好となる。当現場は、マンションにはいろんな意味で不向きだったと思われる。戸建てになるべくしてなったプロジェクトといえる。現地近くには広大な敷地の「林試の森公園」がある。林業の試験場だった森には多種多様な大樹が生い茂っている。複数のグランドも併設。子どもが遊んだり、大型犬を連れた姿などが日常的に見受けられ、戸建てニーズはその意味でも多そうだ。

価格レンジは、予定で8,000万円台から1億4,000万円程度。9,000万円~1億2,000万円ゾーンが多い。建ぺい/容積は50%/100%である。城南五山が都心に最も近い「一低」なら、ここは最も都心に近い「ゴットー」である。

敷地は、開発道路を引き込み、中央に提供公園を設ける。公園に面する区画や東サイドの高い場所が価格が高い住棟である。開発道路にはレンガを敷き詰め、沿道に草花を配した。最もそれが映えるシーズンに売り出しを掛ける。古くは競馬場だったことから、レンガにはところどころに蹄の彫が施され、また開発道路のカーブもそれをモチーフにしている。

建物はすべて三井ホームが施工。工法はツーバイフォー。モダンクラシックなテイストである。分譲戸建ての利点をいかし、隣と向き合う窓はない。空調は一般的な壁掛けである。外観デザインと緑の多い風景が特徴。「ゴットー」エリアで新築一戸建てが1億円で買えるチャンスはそうそうはないだろう。

物件の詳細情報

 

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