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東京カンテイ「マンションPER」に注目

マンション購入の条件に「資産価値」を挙げる人が増えた。先日このことをM社のH社長に話したら、少し意外そうだった。彼の意見は独特で、資産価値を気にするのは2件目からでなければ意味がないというものだ。これはこれで、実践的でじつに的を得た発想である。

最近の検討者(とくに30代の人たち)が資産価値を気にするのは、ファンドバブルのせいではないかと思っている。急激な変動を目の当たりにし、かつ
それがピンポイントで差が出ることを知った。昭和のバブル後に社会人になり、失われた10年の間にマイホームを買った世代との決定的な違いである。

なるほどと意外そうに聞いていたH社長は、そういえばS社のNさんも同じことを言っていたなあとおっしゃった。S社は内覧代行などを手掛ける事務所
である。顧客と直接接点をもつ第三者的な立場の人間なら、わかるはずだ。最後は「どっちの資産価値が高いか」で選択したい、その相談相手を検討者は欲して
いる。

マンションの資産価値をはかるにはいくつかの視点がある。例えばリセールバリューと収益力。リセールバリューは長期的な美人投票の考え方である。「長期的な」というところが難しい。かたや収益力はデータで裏付けられ、説得力がある。

いま、賃貸住宅の空室率は高止まりの傾向にある。実質賃料の下落にも歯止めがかからない。さらに深刻なのは、在庫調整が進むまで供給を差し控える業界ではないということだ。これには、常に新築を良しとする顧客指向や先進設備を導入する商品特性も関係している。

契約中の家賃と新規契約の家賃。フリーレントを加味した実質賃料がデータに反映されるにはそれなりの時間を要するが、売買市場に与える影響は相当大きいのではないか。これまで経験したことのない変動ぶりに予測もつかない。

先日、目黒駅で東京カンテイの中山さんにばったりお会いした。東京カンテイといえば、住宅市場に関する調査データをわかりやすくまとめ、リリースしている。同社の「マンションPER」のランキングの入れ替わりがますます注目される市場になってくる。

割安?割高?資産価値で判断できる

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