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「シティタワー武蔵小杉」竣工内覧会の印象

2016/03/10

整備された東急東横線「武蔵小杉」駅前は、一昨年完成した「グランツリー武蔵小杉」とともに、以前とはまったく異なる印象を与える。延々と工事が続いている街というイメージがあったが、空地率の高い駅周辺ゾーンは独特の街並みに生まれ変わっていた。人の数ほど雑踏感がなく、新しく落ち着いた景観である。似たようなお店が入り、どこに行ってもアイテムやメニューは同じといった郊外型ショッピングセンターが少なくないなか、「グランツリー武蔵小杉」は都市型店舗を集めてきたように見受けられた。何より空間の大きさがいい。巨大な中央吹き抜け広場は効率性重視の商業施設では見られない設えである。

そこに隣接するタワーマンションが「シティタワー武蔵小杉」である。

住友不動産のタワーマンション「シティタワー」シリーズは、一見してそれとわかる「ガラスカーテンウォール」のオフィスビルのような「スタイリッシュな外観」が特徴である。足元から天井近くまでの「特大の窓」で覆われた空間は「ダイナミックパノラマウィンドウ」と名付けられ、見る者を圧倒させる。バルコニーで囲まれたマンションは空間の広がりや通風の快適性が勝るわけだが、どちらも長所短所が際立っているため、判断は唯好みによってなされるものである。強いてあげれば、庇がないことによる断熱性と換気性をどう対応するかだろう。

「シティタワー武蔵小杉」の特長はそれらの解決を「眺望の迫力を変えずに」低減させたこと、それに「空間の完成度を高めた」ことである。

外観からわかるように、面の揃ったガラスウォールではなく、分厚い床が突き出た格好だ。これはデザイン性もさることながら「庇」としての機能を果たすという点で大きなメリットをもたらすと考える。眺望を削がないよう傾斜も付ける徹底ぶり。柱を押し出したメリットも大きい。

外観の印象をそのままに、室内も徹底して「上質なシンプルさ」を体感できる空間になった。階高3.3m、天井高2.55m(リビングダイニング)。設備、構造、照明といったすべての梁や出っ張りを収め「徹底してフラットな空間を実現」したため眺望の迫力が引き立つ(下の画像)。リビングダイニングは通風窓を用意。下階にFRP格子庇を巡らし、歩行者の安全の確保に努めている。住友不動産のモノづくりは冒頭のように派手な印象があるかもしれないが往々にして質実剛健である。

今回、特筆すべきアイデアは内廊下である。住戸形状のまま、凸凹とした廊下は他に例を見ない。これが広々とした間となり「ポーチやアルコーブのようなゆとり」を覚える(下の画像)。推察の域を出ないが、ビューをまず重んじ、開口部に居室を並べた後、水回りを配置したらこうなった、という感じだろうか。したがって、直線的な廊下がまずありきで線引きされた間取りよりは無駄なスペースが生まれず効率性が高そうだ。エントランスロビーは、相変わらず吹き抜け大空間でホテルに勝るとも劣らない構え。「シティタワー」の進化版は、じつに見ごたえのあるタワーマンションに仕上がっていた。

物件の詳細

内覧用に用意された52階のモデルルーム、「価格は未公表」(同社)。竣工し、すでに「6割程度売れている」(同)ようだが未販売住戸は価格を出さない方針のようだ。

外観

外観

エントランスロビー

エントランスロビー

52階から東京湾方面を臨む

52階から東京湾方面を臨む

リビングダイニング

リビングダイニング

平面図

平面図

モデルルーム

モデルルーム

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