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三井ホームの次世代2×4(ツーバイフォー)を見学

商品名は「MIDEAS(ミディアス)」(三井ホーム)。おおまかな概要は以前の記事にまとめている。実証実験棟に試みたことを一旦すべて列記してみよう。

まず、躯体から。壁は、南側をダブルスキンにし、木製トリプルガラスサッシュをはめた。気候にあわせて自動開閉する仕組みだ。また、2階の壁の一部はウォーターウォール(画像参照)とし、上昇した空気熱で温まった水は生活に利用する。西側の窓は陽の傾きに連動し、自動で庇がブラインドになる(画像参照)。ツーバイフォーには、北海道で同グループが植林するカラマツや間仕切壁にはモデルハウスの解体から収集した分別材をリユースして用いている。さらに、子ども部屋では、金属版を壁に入れ、断熱性を高める試みをしている。

空調は、2階の天井に冷房用のエアコン(10~12畳用)を1台置いただけ。その吹き出し口は、2階の各居室に設けられるが、1階は吹き抜けや階段から冷たい空気が降下していくという考え方である。逆に、暖房は1階の温水床暖房だけで、温められた空気を上昇させる。換気は、センサーで窓が自動開閉するのだが、大きな吹き抜けを通して(画像参照)2階の天窓(これも自動開閉)から通り抜けていくようになっている。

自動開閉には、屋外に設置された気象観測センサーが信号を送るしくみ。また、地震を観測するセンサーも2階の収納内部に設置し、記録しながらダメージとの関連を調べる。

屋上には、約10kWの太陽光発電パネルと太陽熱ソーラーシステム(電気給湯420l)を。さらに、5kWhの蓄電池を2台設置し、使いながら蓄える方法をとる。また、非常用電源として、ディーゼル発電機も設置している。軽油30lで約1週間発電できるという。発電時の音を抑えるために、特別に防音装置を作成し設置しているのだが、本体が180万円なのに対し、防音装置に200万円費やしたそうだ。

屋外デッキには耐久性の高い材料を使い、その下には雨水を720l貯めるタンクが置かれている。手動のポンプでいつでも汲み上げることができる。フェンス上部には、太陽光発電パネルモジュールがはめ込まれており、自動散水の電力に活用されるしくみだ。さらに、駐車場の床は、ケーブルなしで充電できるワイヤレス充電装置が埋まっている(画像参照)。

さらに、今回の実験ポイントとして注目されているのが、先進機能に対するユーザビリティの検証である。テレビ画面に手をかざすだけでテレビモニターのコントロールができ、またアプリケーションで生活シーンを選んだり(例えば、「映画」の項目をONにすれば、窓のシャッターが自動的に閉まり、室内が暗いシアターになる)といった機能がどこまで快適さにつながるか(画像参照)。パッシブも同様で、体感にあわせ住人が手で窓を開け閉めするほうが良いと思うかどうか。屋内家庭菜園も導入している(画像参照)。

業界はもとより、研究機関からも関心は高く、10日間でなんと500組近い見学があるそうだ。「MIDEAS(ミディアス)」の実験は、11月からデータ収集をはじめ、1年後には実際に人が住んで検証する。

 

 

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