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2011三井不動産グループ記者懇親会

昨日は三井不動産グループの記者懇親会に参加した。この会は例年3月に開催されるが、今年は震災で取りやめになった。他社でも取りやめたところが多いが、そのまま中止になるケースが珍しくないなかで、三井はこの時期になって実施した。結果的に延期となったわけだ。

同じく毎年夏に催されるメジャー7の記者懇も中止だったが、その際三井は実施派だったらしく、今期は住宅供給が少なく、リリースも少ない同社としてはマスコミとの接点の機会を持ちたかったのではないかと推察できる。

三井不動産は長らく社長だった岩沙さんが会長に、新しい社長には菰田氏が就任。新体制のお披露目となった。菰田社長の挨拶は、岩沙さんのときと同じように、世界情勢にはじまり、日本経済をとりまく現状と課題、そして将来的な予測を踏まえた上で、業界のテーマにうつっていくというスタイルをそのまま踏襲するものだった。

乾杯の挨拶に立った岩沙さんは、後々振り返ると今年は世界史的にも日本史的にもターニングポイントの1年に間違いなく位置づけられるだろうと切り出した。成熟社会を迎えた先進国の課題が露呈、EUの金融危機に市場は機能しなくなってしまった。日本は天災という形でダメージを受けているが、あらためて政治の役割が強く問われている。いずれも根本的なパラダイムの展開が必須であり、そのきっかけがまさに今だろうという趣旨である。グローバルと成熟、この二つの言葉を繰り返し、社長よりも長めのスピーチであった。

三菱地所レジデンスがマンション市場のリーディングカンパニーとなり、野村不動産は新ブランド「オハナ」を立ち上げ、住友不動産は独自の発想で集中モデルギャラリーを発表したばかりだが、三井のマンションはどのような戦略を立てているのか。三井不動産レジデンシャルの藤林副社長の話では、今後は分譲して終わりではなく、その後の暮らしへ関わっていきたいと考えている、ということだ。今年も岩沙会長は住宅市場にも「安心・安全」「セカンダリー」というキーワードとともに触れた。財閥大手のトップのスピーチで住宅の流通市場にまで言及されるのは唯一この方だけである。

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