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鳥取自動車道は観光振興につながるか

この夏、鳥取県の浦富海岸を訪ねた。小学生のころにみた透明度の高いあのきれいな海が今も変わらないと聞いて、何十年かぶりに行ってみたくなった。交通手段はマイカー。事前にナビタイムで調べたところ、中国自動車道「作用ジャンクション」から鳥取自動車道に入り、そのまま北へ向かうのが一番早そうだ。迷うことのないシンプルな道順のようである。

当日は午前6時すぎに「吹田ジャンクション」を通過。中国自動車道「宝塚」あたりで渋滞になり30分ほどロスしたが、10時には現地へ到着。スムーズにいけばもう1時間弱早く着けたかもしれなかった。天気にも恵まれ、砂浜近くを水中メガネでのぞいているだけで泳いでいる魚が見えるくらいの、きれいな海を堪能できた。数年前「みさき公園」の渋滞と海の色に辟易とした記憶がいまだ消えない者としては、同じ大阪から3時間程度でこの澄んだ海に入れるのは、あらためてちょっとした発見でもあった。しかし、それにも増して意外だったのは、驚くほど人出の少ないことだった。

盆前の週末にも関わらず、午前10時の段階で駐車場に止まっていた車の数はわずか数台。駐車料金は1日1,000円。海の家でのシャワー100円、更衣室100円とぼったくりではない。豊かな自然と最低限の施設があって、それでも観光地として繁盛していないのはなぜだろう。

中国道からわかれる鳥取自動車道はまだできたての新しい高速道路(無料)。途中、工事の完成していないところがあったが、今年度には全線開通予定だという。気になったのは片側1車線であることだ。しかも長いトンネルの連続。スピードは出せないが、独特の緊張を強いられる道だった。上りと下りの車線の間にはポールが立ててあるので、レールの上を走っているような感覚である。ちょっとの接触事故があろうものなら、すぐさま数珠つなぎの渋滞になるだろうことが容易に想像できる。数年前、作用では大雨で大きな事故があった。険しい山の中を強引に高速を作ったのだろうが、果たしてこの道は観光振興の立役者になるのだろうか。素晴らしい自然を地域振興にいかしたいとする自治体は多いと思うが、またそれには道路というインフラが最大のテーマになりうると思うが、どうせ膨大な税金を投じて作るなら、快適で便利の良いものにしないと意味がないんじゃないかと思う。鳥取自動車道は姫路から鳥取に抜ける別名「中国横断自動車道姫路鳥取線」。全線開通した暁には、あの浦富海水浴場に乗用車がどれだけ入るようになるだろう。

 

 

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