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長期優良住宅認定マンション「パークコート六本木ヒルトップ」

2011/11/18

本日、長期優良住宅認定マンション「パークコート六本木ヒルトップ」(三井不動産レジデンシャル)の記者発表会があった。長期優良住宅法は、2008年に制定、翌年から施行された。量から質へ日本の住宅施策を転換する、その指針となるべきもののひとつとして位置づけられた法令だ。これからの住宅はこうあるべきという具体的なゴールととらえることもできる。だから減税の恩恵(例えばローン控除の限度額が大きいなど)やローンの返済期間が通常より長く設定できる。推進のための特典も十分なのだ。

だが、作ったはいいがマンションに限ってはほとんど対象になる商品がない。首都圏では浦和で長谷工が第1号を出したがその後が続かない。どうもマンションには基準が高すぎるらしく、現在その見直しを迫られている。国土交通省は、マンションが出てこないので積極的に大手に働きかけたようだが、デべとしても原価のかかるものを簡単にうけるわけにはいかない。今日の話では当初から基準の見直しを迫ったが、新制度ができてすぐにかえるわけにもいかないと駆け引きがあったようだ。

例えば、厳しすぎる基準のなかに「更新の容易性」があげられる。長谷工のプレス発表では、仮説のPSに縦配管を替えやすい短さで組み入れた実物を見せながら説明したが、今日は終始、抽象的な言い方にとどまるものだった。いずれかわる可能性があるものだから、あえて詳しく説明する必要もないと判断したのか。そう考えると、長期優良認定住宅であることの重みが、その価値の割には中途半端なものとして伝わった感がしなくもない。タイミングの問題だろうが。

「長持ちする家を作ろう」との方針は、大筋では本来わかりやすく受け入れられやすいものだ。日本不動産ジャーナリスト会議での勉強会で福田元総理(当時は自民党住宅土地調査会長)が説明されたときもそんな捉え方が大勢だった。だが詳細でつまづいた。対応も臨機応変さが足りなかった。施策は作るだけでなく、運用とセットではじめて意味をなす。そんな典型のような気がする。

「パークコート六本木ヒルトップ」は六本木住所ながら、喧騒からは離れ、しかし駅には近く(「六本木一丁目」駅から徒歩3分)、高台にあたる。建物も、階高3.4mで扁平梁なため、タワー特有の圧迫感がない。バルコニーもある。あえて気になったのはガラスの着色がやや濃いことか。それにしても、基本性能の優れた物件なのにどうも長期優良住宅の実態と制度のミスマッチさが物件イメージを逆に引っ張ってしまったような感を持った。あらためて「高級マンション」で書いてみようとは思うが。

 

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