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東京都「土地」在庫、ピークから半減

昨日記事の「東京都」編。

東京都「土地」は首都圏の傾向がより顕著に出ている。下のグラフを見ると、在庫はピーク時「2009年1月:4669件」から最下値「2017年8月:2167件」では、約55%も減少。半分以下の水準まで落ち込んでいる。エリアを細分化してみたいところだが、公表範囲はここまで。中古マンション「城東地区」の在庫件数が最高値を更新し続けていることを考えると、真逆の現象といえる。

さらにその下、「単価」を見ると首都圏では見られなかった「反転」が始まったとも思える軌道である。

面積は乖離が見られない。

マンションにはマンションの、一戸建てには一戸建ての良さがある。決定的に異なるのが、アナウンス力だ。不動産分譲ビジネスは「事業規模と広告宣伝費が比例」することから「スケールの差が声の大きさの差」となってあらわれる。とくに大規模マンションは、特有の共用施設の付加価値、眺望の迫力等のウリ文句がマーケットに届きやすい。自ずと予算を得ているからである。さらに、建物来客数も多いから口コミでも広がりやすい。当然、リアルでも(遠目にも)目立ち、仲介会社は何も言わなくても自社サイトにコンテンツとして挙げる(同じ棟で繰り返し取引できれば何かと効率が良いから)。直接的にも間接的にも一戸建てにはない発信力があるのである。「正の回転」が続く限り、この差はなかなか埋まらないだろう。

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