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建築費高騰を冒頭に語るのはやめたほうが良い

かねてより話題の「建築費高騰による分譲マンションの価格先高観について」。

業界メディアや売主が、業界内のテーマとして取り上げるぶんには構わないが、消費者向けにそれを声高に言うのはやめたほうが良い。ニュースの一部として取り上げる程度なら話は別だが、特1などで解説するのはいかがなものかと思ってしまう。

例えば、雨不足や冷夏といった異常気象のときに、農作物が不作で値上がりしそうだという予測はたつが、その度に値段を上げる飲食店があるだろうか。原価高を工夫する(努力する、苦悩する)店主の姿はニュースになるが、その分上げしましたという例を取り上げても客は興味を示さないだろう。

ガソリンの値段の様に流動的だというなら、逆はどうなのか。安く仕入れたら、相場より安く売るのか。もっといえば、アベノミクスの前に買った用地のプロジェクトは、当時の試算通りに値付けするのか。そんなデベロッパーはいないだろう。建築費高騰でマンション価格が上がりますよと市場で呼び掛けることは、恩恵は享受するが、逆境はカスタマーに押しつける印象しか与えない。ましてそれをメディアが消費者にそのまま投げかけるのは、代弁以外の何物でもないと思ってしまう。メディアとしての立ち位置を疑われてしまうだろう。建築費高騰は、消費者にとって決して無関係ではないが、加工して伝えなければならない。

 

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