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広尾ガーデンヒルズ<渋谷区・三菱地所他>

2012/04/15

不動産流通機構が運営管理する不動産流通標準情報システム(通称「レインズ」)のデータによれば、築30年近く経つ分譲マンションのなかで周辺相場よりも高い価格で取引されているひとつが「広尾ガーデンヒルズ」である。約6.6ヘクタールの広大な敷地面積は山手線の内側では最大規模を誇っている。総戸数1181戸。計15棟*から構成されるが、5つのヒルと称する棟群に分かれたランドスケープが最たる特徴である。(*相互住宅が所有する賃貸棟M棟・51戸を含む)

雁行型のイーストヒルにタワー型のセンターヒル。ウエストヒルは形状自体はあくまで平凡だが、明るいタイルと個性的な窓で外観上の存在感をもたせている。サウスヒルは唯一ゲーティッドセキュリティを採用、警備員が待機する緑青の屋根の小屋が門の脇に構えている。なだらかな敷地の高低も相まって、それぞれのヒルが独自の趣を放ちながらもゆるやかに融合する。他に例を見ない景観である。

マンションの中央部には、水盤を配した「サンクンガーデン」やスーパー「ガーデン自由が丘」、カフェ、ATMなどが集まっている。滝の出る時間帯では水音が適度に棟間をこだまし、都心とは思えない心地よい雰囲気が味わえる。最寄りの「広尾」駅からも近く、それでいて閑静な環境が資産価値を維持できている要因のひとつのようだ。

電柱がない景色、10mを優に超える並木、微妙に向きをずらした配棟。いまだ色あせない魅力である。今後しばらくも追随する物件はあらわれそうにない。あえていえば、資産価値に影響をもたらすエントランスのしつらえが棟を分割しているがためにインパクトに欠ける点である。セキュリティもサウスを除けば最新のものに比べると平均的。給排水管などのメンテナンスも気になる築年数を迎えはじめている。

「広尾ガーデンヒルズ」最新事情
「広尾ガーデンヒルズ」画像
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