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大成建設ハウジングが施工方法を一部合理化『床接合で無溶接継手』

【床接合部形状拡大図】(大成建設ハウジング)

【床接合部形状拡大図】(大成建設ハウジング)

大成建設ハウジングは、鉄筋コンクリート造一戸建て商品「パルコン」にて、床部分の接合で溶接作業を要しない継手を開発。このほど住宅性能評価機関の任意評価を取得した。これにより、品質の安定化を図るとともに、天候や溶接工不足に左右されない施工体制を構築することが可能となった。

プレキャスト工法によって出来上がった壁、床、天井はそれぞれ現場で接合されるが、従来床部分はパネル同士の接合は溶接作業を要した。「コッター」を呼ばれる欠けこみには、接合するための鉄筋が双方から相対するようにコンクリートパネルから飛び出している。これに短めの(一般的な)棒状の鉄筋を「接合筋」として渡し、溶接で固定した上で「グラウト」という無収縮モルタルを充填して完了であった。

新しい施工方法は、「接合筋」に「カゴ筋」(数本の鉄筋で構成された棒状の鉄筋をかぶせるような形式<イラスト参照>)を用い、溶接作業をせずにモルタルで埋める作業工程となる。前述した利点の他には、火気を必要としないため安全であること、工程管理も短く容易になる(50坪以内の2階建てで3~4日短縮。溶接工を別に手配することから、繁忙期で現場が重なった場合、職人さんの「待ち」が発生すると、さらにその分工期の延長を余儀なくされる「同社広報より」)ことからコスト削減にもつながることなどが挙げられる。とくに狭い現場における作業環境の向上は、さらに時間短縮の効果が見込まれ、今回のような機械や専門職を必要としない新工法の開発は長期的に見ても重要な事業戦略の一部となるはずだ。

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