News トピックス

変動金利をお勧めする理由

2015/02/13

「住宅ローンは、変動金利にするべきか、固定金利にするべきか」。誰もが悩む問いである。思えば2年ほど前、最もよく聞かれた質問がこれだったかもしれない。今は「どこが値上がりしますか?」だけど(苦笑)。

両者はどっちが得か?といったタイトル記事になりやすいが、こなれるにしたがって「得かどうかではない。リスクを取れるか否か」とする意見が大勢を占めるようになった。つまり金利上昇局面でも余裕のある返済者は変動でもよいのではないかという説だ。

いろいろな前提条件を取り払って、おすすめをどちらかに決めてほしいと言われたら、私は「変動」を取る。理由は簡単。元本が多いときに金利の低い商品を取ったほうが、支払う額が少なくて済むから。

現状の低金利下において固定を勧めるわかりやすい例は「低金利で安定した状態」を確保すること。ちなみに2005年、フラット35は2.75%。4000万円を35年返済なら「月々14万8413円」「総返済額6233万3703円」。これが現在の1.47%なら「月々12万1886円」「総返済額5119万2298円」で月約2.8万円、総額で1100万円以上も少ない。一時に比べるとこんなに少なくて済む、となるのだが、それはあくまでも過去との比較であって「変動か固定かの議論ではない」。

優遇1.7%の変動金利なら0.775%で「月々10万8708円」(35年続くとすれば)「総返済額4568万2589円」である。固定より月約1.3万円、総額約550万円少ない。もちろん、2.475%がいつまで続くかはわからない。しかし、もっとも元本の多いときに0.695%の金利差を、額にして年約27万円程度の差を大きくないと言える人は果たしているだろうか。

変動から固定に切り替え不可能なら、上記案は崩れてしまうだろう。固定から変動に切り替えることは可能かどうか、ぜひ確認してみるとよい。

最後に、変動金利は「不動産の営業マンが<月々の負担が少ないからすすめやすい>」、「銀行マンが<金利上昇リスクを返済者が負うからすすめやすい><固定は儲からないから>」といったように関係者の利害が印象に重なり、「変動推奨は、ポジショントーク?」との疑念を湧き起こしてしまうかもしれないことが無意識のマイナス要因になっているかもしれない。

 

-News トピックス
-, , ,