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住宅タイトルの定番「新築VS中古」に意味はあるか?

住宅記事のなかには定番ともいえるタイトル群がある。「買うか、借りるか」「年収と予算」「資産価値の期待できる街」。できるだけ多くの人へリーチするために、誰もが一度は考えるまたは常に考えている命題を見出しに使う。

その常連のひとつに「新築VS中古」がある。文字通り、新規分譲あるいは注文住宅なのか、中古物件を買うのかという二択を問うものである。ただ、この見出しをもって書き起こされる記事はそれぞれの善し悪しを明らかにしつつ、まったく異なる取引形態と段取りを学ぶという、特有の効用こそが狙いであるといっていい。つまり、新築か中古かの結論を追うのではなく、その過程に住宅選びのいろはが詰まっていて、それを読者に知らしめるのである。

かつては、はなからどっちかに決めて物件を探す人が大勢であったようだが、数年前からは並行検討が主流である。理由は多岐にわたる。分譲マンションに限ってみれば、1994年から首都圏で8万戸もの大量供給が10年以上続いたため、当然のように「築浅の良質な中古マンション」は増えた。新築も中古も視野に入れて検討するのは至って自然な流れだろう。現在は4万~5万戸レベルだが、当時の供給過多が商品企画に与えた影響は大きく、品確法(2000年)以後の物件は法制度的にも整備され比較的安心して検討できる市場になったといえる。

「どっちも見たけど、リフォーム代金を入れれば新築と予算がかわらなかったから」(新築購入)
「良い立地にこだわったら、中古になった」(中古購入)

いずれも、予算と立地が決め手になったわけだが、要するに物件次第である。入口から強引に分けたがるというのはあまりにナンセンスでぎこちなく感じる。

とはいえ、試しに千代田区のマンション<新築中古>で探してみたら、中古物件に関する情報があまりに少なく、現実的には難しいとも感じる。価値観ではなく、そのプロセスで二分されていく、というのが現実なのか。

【参考記事】
大規模マンションの管理組合

 

【2017年 この春の注目マンションプロジェクト】

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