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住友不動産の「ドゥ・トゥール」、長所と短所

外観(ツイン見上げ)住友不動産が分譲する「ドゥ・トゥール キャナル&スパ」。総戸数1,450戸、52階建てのツインタワーはそのスケールだけで注目に値するタワーマンションと言えるだろう。勝鬨橋の銀座側、「ニチレイ東銀座ビル」に販売センターが完成。内覧を行ったが、得られた情報を元に本プロジェクトの長所と短所を記録しておく。

所在地は中央区晴海3丁目。交通アクセスは都営大江戸線「勝どき」駅から徒歩9分。敷地面積は15,222㎡。1,450戸とは別に、SOHO(32.34~57.05㎡)が216区画ある。専用のエントランスとエレベーターを設け、ビジネス来訪者の動線を分けている。開発の正式名称は「晴海3丁目西地区第一種市街地再開発事業」である。運河に200m面し、水際の景観を享受できるロケーションだ。ツインの間にメイン玄関を設け、スケールメリットの最大化を図っている。ホール天井は10m、ロビーはワイド40mの窓で運河を一望できる。相当規模のマンション分譲ともなると、それぞれの竣工時期を分けることが多いのだが、その場合、これだけのダイナミックな玄関を設定することは諦めざるを得ない。この辺りは住友不動産ならではの(竣工時7~8割程度引渡し)戦略をして、実現せしめた建物だと言えるのかもしれない。

運河沿いにはひな壇のテラス、および敷地内は快適な景観を目指して緑や憩いのスペースをふんだんに作り込む様子で、ここは他の湾岸プロジェクトとの差別化を発揮できる場面と考えたようだ。建物外観はガラスカーテンウォールを角のみに残し、ほとんどは柱と梁を外部に押し出した。したがっていままでのシティタワーの流れにはないと映る。構造は中間免震である。

運河テラスとドゥ・トゥール共用施設の目玉は、幅15mの巨大な浴槽を配したサウナ付きスパ、43階のビューラウンジ&バー、キッズルーム&ペアレンツサロン。その他フィットネスジム、ゲストルーム(3室)、パーティラウンジパーティスタジオ、ブックサロン。レンタルサイクル、カーシェアリングも用意。維持管理の問題については、ワールドシティタワーズなど「過去の実績を参考に運営していく」ということである。

専有面積は50㎡未満5%、~60㎡台25%、~70㎡台58%、~90㎡台6%、100㎡台7%。分母が分母だけに100㎡クラスも結構な数になる。角住戸のリビングダイニングはバルコニーを隔てないプランもあるが、風の通り道を小窓で設けた。網戸がなかったようなので、落下物の心配がないとは言えないが、完全フィックス窓の空間よりは良いだろう。

ロケーションは、環状2号線(整備中)に程近く、高まる湾岸インフラの恩恵を実感できる位置ではある、が駅からは橋を渡って9分。このあたりが判断を左右する一つの要素となりそうだ。ちなみに、晴海通りの向こう側「晴海トリトンスクエア」は屋根付きの動く歩道が完備されているが、雨天風の強い日などは表示分数以上の長さを感じるかもしれない。逆に晴天の日は水辺の心地よさを堪能でき、アプローチの距離を忘れさせるだろう。→詳細情報

<追記>2013.11.25 14:49
現在計画途中の「勝どき東地区再開発」では、新たな橋の建設や駅までの地下道延伸が盛り込まれており、実現すれば利便性は飛躍的に向上するものと思われる。不動産の駅距離表示は駅構内を境としているため、現地から地上出口の場所までが対象となり、このケースでは短縮することもありえそうだ。

 

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