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中古マンション在庫「都心減少」「城東増加」

2017/10/09

中古マンションの「在庫件数」は「成約単価」と強い相関があるため、注目すべき値のひとつといえる(過去記事「在庫調整進捗!?」参照)。下のグラフは東京都における中古マンション在庫件数の推移である。リーマンショック直後の経済対策が奏功し急減している様子や東日本大震災後の増加、アベノミクス後の減少といったトピックとの連動が明らかである。グラフ中の最大値(赤)と最小値を記すと、最大値は2012年2月の25876件、最小値は2009年10月の15978件となる。

一方、都心3区に絞り込むと最大値は2016年9月の3916件。最小値は2014年12月の1866件。いずれもアベノミクス後である。金融緩和や都心強靭化計画、株価の頭打ちといった様々なトピックに大きく影響を受けている市況の様が伺える。さらに、2017年に入ってからは減少トレンドに転換している点にも注目したい。

エリア別は以下の通り。最小値がアベノミクス後は上記都心3区以外に城西地区のみである(2015年2月 2713件)。一方、最大値は城南、城西地区がアベノミクス前(それぞれ2012年11月 5086件、2012年2月 4736件)を更新していない。逆に、城東、城北地区はアベノミクス後に最大値を更新しているが城東地区に至っては直近2017年8月 5259件が最大値となる。城東地区は湾岸エリアをはじめとする近年関心の高まりが顕著である地域が多いことから、この現象は大規模タワーマンション等新築マンション供給が集中・継続していることがその要因のひとつではないかと思われる。

 

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