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マンションのエントランス

そのマンションを訪ねたゲストの印象が「評判の種」であるとすれば、第一印象を決定づけるエントランスのグレードは重要だ。住友不動産は、資産価値を考慮して外観デザインとエントランスにはとくに力を入れる、と公言している。たしかに、住友不動産のマンションのエントランスは、規模にかかわらず二層吹き抜けを多用しているイメージがあるし、外観もダークで重厚感を意識した色合いが多い。

ただ、それも他社が真似をすれば珍しく無くなるわけで、結局のところ、天井が高ければいい、重厚感があればいいというような単純なことではないだろう。

これまで見た中で、印象深かった例をあげてみる。「コープオリンピア」と「ビラ・モデルナ」は古いホテルのようなカウンターと少し暗めの照明といった風情で、華やかでもなんでもないが、落ち着いた安心感のある佇まいだった。フロントの中高年スタッフが余計にそんなイメージを与えていたかもしれない。ロビーの脇にはカジュアルなテーブルと椅子が置いてあった。「六本木ヒルズレジデンス」は自動扉を入るとル・コルビュジェの特大ラグが額に入って飾ってあり、シックな雰囲気である。格棟を貫く長い廊下の合間合間にコンシェルジュカウンターがある。スタッフの視界は微妙に見え隠れし、用事のあるときはすぐに声がかけられるように、逆のときは視線を合わさず出入りできるような配慮を感じた。天井は高く、空間全体に透明感のあるのが特徴。

「元麻布ヒルズ」も「グランミッドタワーズ大宮」も大規模で、敷地の広さをうまく使い、アプローチの楽しさや建物に入ってから感じる開放感がとても印象的だった。「ペアシティ高輪」と「ブリスベージュ神宮前」はロビーの全面ガラスからみえる中庭の風景が良かった。

いろいろ思い出していると、やはりエントランスのイメージは全体評価を左右する割合を少なからず占めていると思う。そのように考えると、エントランスの出来栄えは青田で買うときの注意点。十分な想像力とヒアリング力を要するだろう。自信のない人は、実物を数多くみておくことだ。

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