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パークタワー東雲の評価

本日は、「パークタワー東雲」の記者発表会に出席。総戸数585戸、長期優良認定住宅で免震という、注目のタワーを確認してきた。さっそく、ポイントを書き出してみよう。

アクセスは、りんかい線「東雲」駅徒歩7分、有楽町線「辰巳」から徒歩10分。晴海通りに敷地の西側で接している。建物は43階建て、設計施工は清水建設である。平成26年1月の竣工予定だ。開放廊下型のタワーマンションで、真上からみると台形の形をしている。これは、少しでも南に面をふりたかったことと隣のWコンフォートタワーズとの見合いを軽減させることがねらいである。

大通りに面しているため、西側のサッシュ等級を一部ランクの高いものを入れた。二重サッシュにするほどの音はしないとのことだった。Wコンフォートタワーズとの距離も50m離れているという。エントランスホールは吹き抜けのある大空間。パーキングはタワー式駐車場を中心に325台。共用施設の多さが、一つの特徴だ。ゲストルーム(西28階)、アトリエ(東12階)、スカイラウンジ(西41階)など、ひとところにかためず、向きや階数をバラバラに配置している。空に街を積み上げた、というのがコンセプトだそうだ。これらの共用スペースは防災時の拠点としての機能も持たせている。各フロアにはマルチステーションと称したゴミ置き場兼防災備蓄品置場も用意された。

免震装置のほかに、長周期地震動対策のオイルダンパーを免震ピット内に設置した。長周期地震動は、地盤と建物の固有振動によって対策の必要性が決まる。既存のタワーマンションが多いエリアだけに、これはひとつのニュースといえるだろう。免震に関しては、その効果がクオリティブックに数値として記載されていない。「揺れの加速度を低減する」という表現が伝わりにくいことは、以前から懸念されていたが、他に何か理由があるのだろうか。

非常用電源は72時間稼働可まで増強。ライフラインのつなぎ目は可とう性のあるものを。給水ポンプを必要としない本管直結の水道管を共用部に1本引き込んでいる。防災訓練なども、子どもまで取り組みやすいプログラムを外部のコンサルティングと提携し、導入する予定。三井のマンションは、これらの防災新基準を設定し、かつエコの4つの概念(下記参照)と取り入れたものを「レジデンシャルスマート」として、今後のプロジェクト基準として設定している。

1.エネルギーデザイン:太陽光発電、見える化、LED照明、 MEMS、大容量蓄電池など
2.モビリティデザイン:EV充電器、V2H システム(EV からマンションへの給電)など
3.パッシブデザイン:エコガラス、省エネ等級4、劣化対策等級3、打ち水ブロックなど
4.コミュニティデザイン:環境コミュニティサイト「すまいのECOチャレンジ」、各種イベント提案、入居挨拶会「パークホームズグリーティング」など)

 さて、建物に関しては、空間が良い。天井の高さは(最上階3m以外は)すべて2.65m。梁も扁平梁の採用で目立たず、ほぼアウトフレームなため、タワーとは思えないすっきりとしたゆとりがある。階高は3.4m。コンクリートは100N。キッチンは、背面の天然石カウンター付きの収納棚が標準装備。オール電化住宅である。収納の確保も見所の一つか。坪単価は@230240万円前後。最多は4,900万円予定なので、グロスの引きはあるだろう。管理費(@310円/㎡)が高いかどうかは、価値観によって分かれるのではないか。来場は、オープン1ヶ月で1,000組。第1期の戸数は未定である。

最後に、設計上の大きな特徴である「エコボイド」を取り上げたい。2層吹き抜けの共用施設と筒状のタワーの真ん中をつなぎ、風通しの良さを目的にした試みである。突風の吹く湾岸エリアで風切り音や安全管理の問題が先に気になってしまったが、運用に問題がなければ非常に面白いアイデアだと思う。玄関まわりも吹き付け仕上げでメリハリのきいた建物という印象。躯体に投資し、装飾はそぎ落とす。ハードのコンセプトをもっと打ち出しても良かった。図面集が資料に含まれていないのが残念だったが…。

東日本大震災からおよそ1年半。この短期間に、ここまで防災体制を「基準として整え直した」のは流石である。三井のタワーマンションは屋上を開放するケースが多いが、今回は太陽光パネルの増加を優先し、共用施設として活用することは諦めたそうだ。下の動画にもあるが、三井は今後もウォーターフロントで多数供給が控えている。

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