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スマートリノベーションの評価

2012/09/18

三井のリフォームから、「スマートリノベーションを加速」と題したリリースが届いた。内容はこうだ。“省エネ性能の高いリフォームを目指してやっているが、そのモデルケースとして築28年の代々木のマンションに実際の施工例を用意した。顧客に対して詳細の工夫をここで説明していく”。

マンション名は「北参道ダイヤモンドパレス」。ホームズの売却履歴を見てみると2008年に11階の南向きが@250万円弱で参考値があった。今回のモデルルームと同じ70㎡超だ。ということは、グロスで6,000万円には届かない物件である。線路や首都高に挟まれた立地で、駅からは近いが、画像にあるように高架下をくぐっていくアプローチである。

リフォームの中身は、一旦スケルトンにしてから、まず北側(開放廊下)以外の壁に断熱材を入れる。ガラスは単板からペアに。サッシュも既存の上に新しい枠をかぶせている。管理規約上はもちろん問題ない。これで、省エネ性能は最高等級4を取得できるレベルになったという。床は二重床でふところ120mmだったものを水回り(浴室)の移動などで180mmに上げている。その影響で天井高は2,500mmから2,450mmになった。若干、計算が合わない。

新しい間取りの一番の工夫は、風通し。三井のリフォームでは、施工前の状態と提案する数パターンのプランを、それぞれ風の通り具合を色の濃淡で視覚化し、プレゼンテーションするそうだ。パッシブ設計に一番力を入れてことも「スマートリノベーション」の強みのひとつと強調していた。サンルームには、冬場蓄熱タイルが活躍する、天井に物干し竿を通せるフックを吊すなど多様な使い方もできる、この当時のサッシュの低さ(1,800程度)を少しは払拭する効果もはたらく、などの利点があって勧めているそうだ。モデルルームは夫婦二人暮らしをイメージしたそうだが、寝室の壁などは小さな孔がデザインとして空いたセラミックのブロックを積んでいたりする。

キッチンは機能面では新築マンションと同等のものを。肝心のリフォームの価格は、トータルで1,200万円。基本料金は㎡当たり10.5万円で、MOC仕様にすればそれにプラス1万円。この部屋の場合は、さらにサンルームなどが加わって、約15万円/㎡。本体の時価評価の2割以上だが。説明者は、要するにこういうことだと言った。「断熱性能を上げることで、夏や冬は快適になって、電気代も節約できる。住み替える手間も無くて、おしゃれな三井の新築マンションのようなインテリアに住めますよ、それが1,200万円でできます」。

競合他社は?と聞いたら住友のそっくりさんだという。リフォーム業界は裾野も広いが、顧客の印象はどうなのだろう、と考える。有名なテレビ番組も工費がどうなの、と批判があった時期があったそうだ。住宅は、アフターにかかる必要経費も半端ではない。大手は宣伝費も間接部門の人件費も馬鹿にならないだろう。だからこそ、先陣を切って明朗な提示方法にしたほうが業界全体の底上げになるのではないか。

「三井のリフォーム」の詳細

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