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サウスゲートタワー川口の評価

2012/08/23

川口駅前

記者発表会の様子

模型コーナー

「サウスゲートタワー川口」は、正式名称「川口金山町12番地区第一種市街地再開発事業」の一環で分譲を行うタワーマンションである。事業主は東急不動産と三井不動産レジデンシャルでシェアは55:45。来月8日(土)のモデルルーム公開にさきがけ、本日記者発表会を開催した。プロジェクトのおもな概要は以下のとおり。

所在地:埼玉県川口市金山町343番(地番)
交通:JR京浜東北線「川口」駅から徒歩9分、埼玉高速鉄道「川口元郷」駅から同12分
総戸数:360戸(非分譲住戸13戸含)
間取り:2LDK~4LDK
専有面積:55.23m2~100.40m2
構造・規模:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上31階地下1階
売主:東急不動産、三井不動産レジデンシャル
着工:2011年12月1日
販売:2012年11月中旬
引渡:2014年3月下旬(予定)
設計・監理・コーディネート:ジーエー建築設計社
施工:鹿島建設 関東支店
管理会社:未定
販売会社:東急リバブル、三井不動産レジデンシャル

物件としての特徴は、超高層棟と事務所や店舗が入る低層棟、そして防災時の拠点ともなる公園(公開空地)を備えた複合開発であること、また地域住民も対象にした防災対策を講じている点だ。なお低層棟の屋上は入居者限定の庭園を設ける。このあたりは「クロスエアタワー」(目黒区)の経験をいかしたものと思われる。

ハニカムダンパの解説

防災備蓄庫の展示コーナー

モデルルーム

基礎杭の長さは47m。構造は、鹿島の制震技術を採用している。これは「ハニカムダンパ」と呼ばれる鋼材を構造柱と構造柱の間の柱に組み入れるもので、蜂の巣のような開口部が変形し、地震力を低減させるしくみ。震度6以上で作動するよう設計されている。大地震が起きた際の点検口は、6階に一箇所設置するのみである。ダンパは多いところでワンフロア6ヶ所あり、おそらく棟全体で100近い制震装置が備え付けられるわけだが、その破損の有無をたったひとつの目視確認で済むのかと鹿島建設の横山さんにきいてみたところ、基本的には壊れないものとして施工しているという。この辺りは、同じ制震でも間柱型鋼板ダンパーとは少し考え方が異なるようだ。

工法は、逆梁アウトフレームだが、角住戸のリビングのみ順梁である。これは眺望を楽しむための工夫で、ガラス手すりのバルコニー(立ち入りできない)も設置することで、眺めを得ながらも恐怖感を和らげる配慮がなされている。Low-Eガラスを取り入れるなど、替えられないところにコスト投下を惜しまない点は評価できるだろう。販売価格は未定。道路を挟んで東に隣接する1994年竣工の「スカイフロントタワー川口」は、バブル崩壊直後の販売だったことから@300万近い値段だったそうだ。東急不動産は所沢でも3棟のタワーを90年代後半に分譲しており、郊外のタワーライフを牽引してきた1社といえるも、それがブランド価値を構成する要素のひとつとなり得るのかどうかはまだ検証中のようである。

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