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「明豊エンタープライズ」の高品質マンション

今月26日、明豊エンタープライズは事業再生ADR利用の申請し受理されたと発表した。リーマンショック以降、借入金の圧縮を急いだが、金融機関に債権放棄の依頼をせずして再生は困難と判断したようだ。明豊は創業40年以上になるが、上場は2004年で、これから大きく伸ばそうという印象の強い会社だった。

代表取締役社長の梅木篤郎氏はトーメン出身である。住宅情報のインタビューでお会いしたときに、商社でマンション分譲をされていたのかと聞いたところ、まったく畑違いの仕事をしていたとおっしゃった。

梅木社長は上場を機に商品価値の高い建物を提供することに決めた。経験と勘がすべてといわれるこの業界で、異業種出ならではの事業展開をやってみたかったのだろうか。それとも投資家に評価されやすい独自色を出した戦略を描きたかったからだろうか。真摯に外断熱の魅力を語る姿は、これまでの経営者にはあまりいないタイプのように思えた。

外断熱はクオリティに妥協しない考えのある人たちほど評価の高い工法である。一度はやってみたいという人は多い。しかし、いまこれだけ省エネがフォーカスされているにも関わらず、いまだ戸数が増えない。原因はコストアップ。デザインも見栄えしにくい。だからこそ、断熱性の価値向上を浸透させる気概をもって推進しないと実現はしない。

さらにオール電化やスケルトンインフィルもブランド要素に盛り込んだ。いずれも本質的な選択だが、商業的に見れば消費者に価値を実感してもらいづらいものばかりである。宣伝、販売の難易度は相当高かったのではないか。

5年位前、目黒通りに同社の外断熱体験宿泊施設が完成した。不況になっても手放さず、いまでも建物が残っている。会社の住所もここに移したようだ。再生を実現して、ぜひ省エネ高耐久なマンションを復活して欲しい。

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