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「リゾートビジネス」に学ぶ

2017/05/10

リゾートビジネスの構図―岐路に立つ企画現場』著者:大谷 毅 1991年刊。

バブル真っただ中に書かれた本。リゾート案件が頻繁に登場するが、今の城南エリアあたりの坪単価である。それはさておき、著者大谷教授はリゾートビジネスに必要な条件は6つという。用地、建造物、カネ、ヒマ、媒体、交通手段。この中で将来を読みにくいのは「ヒマ」だという。本当にまとまった休みが取れるようになるのか。鋭い指摘だ。リスクヘッジのために、団体観光客も使えるようにするか、預託金を集められる施設にせよ、と書かれている。

現在、分譲マンションは都心や駅近が人気である。世界的に有名な高級リゾートブランド「アマン」はなんと大手町に作った。東京は真ん中ほどなんでも揃う。これは誰も想像しなかったことだ。だが、行き過ぎたら逆に振れるもセオリー。本当に魅力的な空間は、それが希少であれば、遠くても売れるだろう。財界に深く人脈があった方だけに、取り上げる事例が生々しい。「要は人」「リゾートビジネスを可能にする能力のある人は10人もいないのではないか」説得力がある。時代が違い過ぎるあまり、逆に「不動産の資産価値や利用価値とは何か」が浮き出てくるようだ。

 

春の千鳥ヶ淵

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