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「プラウドタワー東雲キャナルコート」の前評判

「プラウドタワー東雲キャナルコート」(野村不動産)は有楽町線「豊洲」駅徒歩11分、52階建て総戸数600戸のタワーマンションである。完成引渡しは平成25年4月下旬を予定。設計、施工は大林組が請け負う。

分譲販売は11月下旬を予定しているが、それに先駆け集客を今月10日からはじめている。これまでの販売状況を、物件のガイダンスとともに本日記者向けに発表した。冒頭、住宅カンパニーの山本成幸上席執行役員は、挨拶のなかで、震災以降初の湾岸のタワーということで大変注目を集めている、震災後21物件中16物件が即日完売しているが、今回もさまざまな対策を施したのでぜひ成果を出したいと意気込みを語った。

 

 

 

 

 

 

 

二度の3連休を含む3回の週末を入れて800件以上の予約来場があったという。客層は江東区が25%で最も多く、次いで中央区、港区、江戸川区が6%程度ずつ。全体としては広域現場である。年齢は30代、40代前半が中心のようだ。

そもそもこの物件は、震災が起きる前はGWにモデルルームを開ける予定だった。3月にはすでに2500件の反響が集まっていたそうだ。同社はこのリストにアンケートをとり、不安要素を収集し対策の間に合うものは改善したという。モデルルームも通常3タイプを用意する規模だが、2つにおさえ、空いたスペースに防災対策の説明用コーナーにあてた。

 

 

 

 

 

 

 

そこには、建築部分以外の敷地内液状化対策(地盤改良)や基礎杭のイメージしやすいディスプレイ、さらにはなぜ52階建てのタワーでありながら、免震や制振を導入しなかったのかの説明まで書かれてある。また同社の仙台支社にヒアリングした東日本大震災のときに実際に必要だった防災グッズも展示していた。これらは5~8階ごとに計9ヵ所の防災倉庫に設置する。

また、東京都の環境性能表示ですべての項目で3つ星をとった。しかしそれにも関わらずオール電化であることはとくにアピール項目に入れていない。環境をうたうのであれば、盛り込めばよいはずだが、原発問題や節電の時勢に配慮したのだろうか。エコキュートの非常用飲料水としての利用はしっかり入れていたが。

電化住宅については前にも書いたが、説明すれば何ら間違いのない選択であることが納得いくはずだ。あえて前面にだすことで、5~10分の接客時間を占めるテーマになってしまうとは思うが、そこは企業姿勢として打ち出してもらいたかった。結果として住まいづくりのポリシーが明確にうつり、信頼感はより高まるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

モデルルームはタワーマンションながら、開放感が感じられる。バルコニーを設けたことで柱の圧迫感が最小限に抑えられたことと、手すりにもガラスを用いているおかげだ。それに開放廊下からの採光もある。風も抜ける。しかし、50階の開放廊下は上から見ると高所恐怖症でなくても足がすくむ思いがするだろう。手すりの囲む連続が延々と続くさまも独特である。

坪単価は@240前後の予定だそうだ。今週末から一般にモデルルームが公開される。

 

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