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「ザ・パークハウス 新宿御苑」屋上テラスからの見事な眺望

2017/12/04

先週、「『ザ・パークハウス新宿御苑』が竣工したので、引渡しの前に現地で<新宿御苑>の眺めを体験してみませんか」とのお誘いが。広報主催のプレス見学会は都合が合わなかったのでまたとない機会。2017年11月24日(金)午後、まず屋上に、と促されエレベーターへ。到着後、非常階段の扉を開いて出たら、この景色である。

曇り空、逆光ぎみ、夕方前と決して良好とはいえない状況での撮影。実際はもっと紅葉が鮮やか。所々芝生も見え、緑のバリエーションの豊富さに思わず感動してしまった。「六本木ヒルズ」をはじめ港区を遠く南に見晴らすポジションは初体験ではないだろうか。ここでしか得られない「広大な緑と都市の風景」である。以下、西に振って「ドコモタワー」「西新宿超高層ビル群」「トミヒサクロス」と一周。ドコモタワーの右側には画像では確認しにくいが、富士山も見える。

見ているうちに、ちょっとした疑問が湧いてきた。それは「なぜ、これほど緑のコントラスト(=樹種が多いという意味)や樹木のフォルムが図ったように整っているのか」ということ。同じ緑でも、例えば白金台の<自然教育園>などは「鬱蒼とした」という言い方が適した、ありのままの雑木林である。何故こうも印象が異なるのか。調べてみると<新宿御苑>は環境省が管轄する施設。管理事業を「一般財団法人国民公園協会」に委託している。この組織では、他に<皇居外苑><京都御苑>と計3つの公園を管理運営しているようだ。他の国立の施設や都立公園とは異なる位置づけと考えたほうが良さそうだ。また、<新宿御苑>ではアルコールの持ち込みやボール遊びなどは禁止。あくまで庭園を見て歩いて楽しむ場所なのである。

<新宿御苑>は、徳川家康が重臣に明け渡した領地の一部。沿革のはじめは、1591年「ひと息に馬で駆け周れる範囲を与える」といわれ奮起した内藤清成が、代々木、千駄ヶ谷、四ツ谷、大久保までを手に入れた。その白馬は直後滝のような汗を流して息絶えたそうだ。「内藤新宿」ができるまでは、甲州街道一番目の宿場町は「下高井戸」で、あまりに遠かったため旅人は難儀したという。こうした逸話が思い起こされる、じつに「江戸東京」らしさが詰まった眺めである。

分譲価格は最高額住戸で「2億6,900万円(専有面積100.63m2)」、坪単価で@900万円に満たない。「安かったのでは?」というのは簡単。大手企業が「竣工売り」に事業方針を切り替えられるかというと、それもまた難易度が高いと思う。「早期完売」は、次のプロジェクト(仕入れ)への取り掛かりを容易にするし、絶え間なく開発事業を継続することができるのは、資金の回転が約束されているからこそ。

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